Zi分子∼流れのまま、心のまま

幼き日の心象風景…徒然に独り語り

2017-01-01から1年間の記事一覧

引っ越し

小学校にあがる一年位前に家を引っ越した。市営団地が当たったようで新築で2階建ての当時は流行りの住まいの形だった。 何軒か同じ年頃の子供が居たので直ぐ仲良くなった。3軒隣に一つ下のショウちゃん、右隣は2つ下の男の子。名前は忘れた! 幼稚園が無い日…

ふくれっ面

怒られた時、「なにふくれてるんや!」と言われ、これ以上怒られたく無くて、膨れたホッペをすぼめると「口をとがらす程ふくれるのはまだ叩かれ足りんようやな!」と言ってより一層殴られた。膨れてると殴られるので、膨れてるホッペを小さくするつもりだった…

時計の針

ある晩、母親は私がマグマ大使を見ている時、「この針がここに来たら帰って来るからテレビ見て大人しく待っとき!」と言って出て行った。 「この針が9のところに来たら…」マグマ大使も終わり、針が9のところに来ても母親は戻らない! 近所を泣きながら走り周り…

ガキの戯れ

近所のガキ大将にいじめられながらも遊んでる時、「5円でハエ取り紙を買って来たら面白いことしたるけん」 母親に何と言ったか覚えてないが、5円もらって近所の金物屋でハエ取り紙を買って持って行くと、ぐるぐる巻きにされた。 家に帰ると顔が3倍ぐらいにな…

風景 音 匂い

最近修羅の街と呼ばれるようになってしまったところからそう遠くない町「どうげん?」住んでいた町の名前を綴れるわけも無く、音だけ記憶が脳内にある。 長屋のような借家、路地向いの焦げ茶色の高い木の塀、向いに住んでいる詰め襟姿のお兄ちゃんの部屋から…

レプトケファレス

物心ついた頃の記憶さえ、断片ながら映画の一コマを思い出すように鮮明な場面が脳裏に写し出される。 生まれたのは、「おりお」と言う町らしい⁉生まれて直ぐの記憶は無いので判らない‼まだ物心は無かったようなので思い出す画像も無い。 遠賀川のほとりで誰…