Zi分子∼流れのまま、心のまま

幼き日の心象風景…徒然に独り語り

風景 音 匂い

最近修羅の街と呼ばれるようになってしまったところからそう遠くない町「どうげん?」住んでいた町の名前を綴れるわけも無く、音だけ記憶が脳内にある。

長屋のような借家、路地向いの焦げ茶色の高い木の塀、向いに住んでいる詰め襟姿のお兄ちゃんの部屋から聞こえる「骨までぇ~骨までぇ~」の歌…
これが最初に記憶した歌謡曲の一節。

寒空の夜遅くに知らないオバちゃんから「ばぁばのところに行っておき!」と追い出される。

一晩明けて家に戻ると妙な生き物が布団に包まってた。妹だった 正直気持ち悪かった!
最初の感情かも知れない。
夜寝る時、奥の部屋から「ペンタックス!ペンタックス!ぼーえんだよ!ぼーえんだよ!」の後に「あ~ぁっあ~!」と聞こえた。
あれはターザンのTVドラマだったようだ!
たしか、水曜日あたりは「わんぱくフリッパー」と言うTVドラマだった気がする。

覚えは無いが、どんなに親が忙しい時でもテレビの前に寝かせておけばぐずらず、ずっとテレビの画面を見てたようだ。一人遊びが好きなのはこの影響か?